この絵本の内容紹介あらすじ

しろい はまべに いすが ひとつ。
すわっているのは だれかしら?
浜辺にぽつんとある椅子は、ただ静かに海のほうをむいています。
座りたいと思えば、誰だって、いつだって、その椅子は受け入れてくれます。そして、座ったひとは、海のかなたに想いを馳せるのです――。
内田麟太郎さんがつむぐ海の歌、nakabanさんが初の点描で描く、美しく抒情豊かな海の表情は、今まで感じたことのない感動を運んでくれるはずです。

【ここがポイント】
・点描という手法を使った美しい絵
・詩のような印象的な文章
・抒情豊かな作品

【編集者コメント】
この絵本について、内田麟太郎さんと初めて打ち合わせをしたとき。nakabanさんの作品をいくつかお見せしながら、このコンビだからこそできる作品をお願いしたい、とお話させていただきました。
それから約1週間後。波が繰り返し打ち寄せる、静かな海辺が目の前に広がるような素晴らしいテキストが届きました。
nakabanさんも、絶対に気に入ってくれるはず――。
と、そのとき確信したとおり、nakabanさんは、自身初となる点描という手法を使って、ただただ見惚れてしまうような美しく、静かな海の情景を見事に描きあげてくれました。
ぜひ、海辺の椅子に腰かけにいらしてください。