この絵本の内容紹介あらすじ

「猿がじゅっぴき、遊んでいたでござる。いっぴきざるそばを食べすぎ、きゅうひきでござる…」。
コロンビア人の詩人、エクトル・シエラさんが、日本語ならではのだじゃれを使った絵本を作りました。
登場する猿たちはみんな、バザールへ行ったりリハーサルしたり、「サル」にかかる言葉の行動をします。
そしてそのたびに猿が一匹ずつ、画面から“退場”していきます。1から10、そして99、100と、何度も読むと、数の学習にもなる絵本です。
高畠純さんの描く、背景の猿たちのユニークな動きにも注目です。

【ここがポイント】
・ことば遊びの絵本
・数がおぼえられる絵本
・サルの動きが楽しい絵本

【編集者から】
1から順番に増えていく絵本ではありません。
この絵本は、なんと、登場する猿たちが減っていくのです。
どうやって減っていくのかというと……。
それがコロンビア人のエクトルシエラさんの大胆な手法。
ブラックな展開には、ブラックな画家さんがぴったりです。
絵本画家の高畠純さんは、シンプルでユニークで、おしゃれな猿を描いてくれました。
作家も画家も、猿になりきって多くを語らない。
猿になりきって、読みましょう。