この絵本の内容紹介あらすじ

食器たちの朝の楽しみは、大好きなうたこさんの歌を聞くこと。
でも、今朝はどうしたというのでしょう。うたこさんが起きてきません。
心配した食器たちがようすを見にいくと、寝ているうたこさんの枕元にいたコップが、「かぜで少し熱があるみたい」と小声で教えてくれました。
「うたこさん、だいじょうぶかなあ……」
「そうだ! かぜには、おかゆだわ! みんなでおかゆを作りましょう!」
うたこさんを元気にしようと、食器たちはおかゆ作りを始めますが……。
うたこさんを想う食器たちのやりとりが心温まる1冊です。

【ここがポイント】
・食器たちのユニークなキャラクターが楽しい!
・毎ページ細かく描かれた絵は何度読んでもおもしろい!
・食器たちのおかゆ作りのシーンは必見です!

【編集者コメント】
作者の植垣さんと最初に打合せをしたときに「食器で何か楽しい絵本ができたらいいですね!」と大いに盛り上がり、スタートした作品です。
「食器たちが、シンクの中であわぶくになって、自分たちのことを洗ってる感じとか、かわいいですよね!!」と、楽しげに語ってくださった植垣さん。
そのシーンも、ばっちり絵本の中に登場しています!
おわんさんやおさらさん、ちょっぴりお調子者のふきんさんなど、総勢70以上もの食器たちが、細やかに丁寧に描かれていて、何度読んでも楽しい絵本になりました。
え? なんでタイトルが「うたこさん」なのかって?
それは……ぜひ、読んでみてください(笑)