この絵本の内容紹介あらすじ

心地よい土の中にずっといたいと思う球根に、もぐらが「春なんだから、芽を出してごらん」と言います。
「でも……ぼく……このままでいい……」。知らない世界がこわくて、勇気の出ない球根ですが、おひさまにあたためられて、うとうとしている間に、うっかり土の上に芽を出してしまい……。
知らない世界へとびこむのは、とっても勇気がいること。でも、一歩踏み出せば、そこには素敵な世界が待っている――。
今、勇気を出すことをためらっている人にぜひ読んでもらいたい作品です。

【ここがポイント】
・ 成長することの素晴らしさを伝えます
・ 春らしい、美しい色彩です
・ 勇気を出すことの大切さを伝えます

【編集者コメント】
未知の世界である、土の上に出るのがこわくて、なかなか土の中から出られずにいたのに、おひさまにあたためられて心地よくねている間に、つい芽を出してしまう……。
そんな球根が、微笑ましくてとっても可愛らしい!
子どもにとっても、大人にとっても、知らない世界へ一歩を踏み出すのはこわいし、勇気がいること。でも、その一歩を踏み出さなければ、何もかわらない――。
勇気を出すことの大切さと、未知の世界を知ることの素晴らしさを、堂々と咲き誇る、真っ赤なチューリップが教えてくれます。

絵本「ゆうきをだして!」の一コマ
絵本「ゆうきをだして!」の一コマ2