この絵本の内容紹介あらすじ

赤ちゃんだった頃の手の感触、覚えていますか?初めて出会った命。その日からママになった日のことを。

この絵本は、小さかった『て』が、大きくなっていく様子を思い返すように優しく描かれています。たんぽぽのわたげを飛ばして歩いたことや、入園式で歩いたこと、握手でお友達と仲直りしたこと……思い返せば様々なシーンで『て』をとりあっていました。

卒園までの様々なシーンを思い返すかのように、この絵本では一瞬一瞬の思い出や、見落としてしまいがちな日常を振り返ってみることができます。

この絵本に出てくる女の子のように、もしかしたら家族が増えた子もいるかもしれません。ミルクのにおいがしていた子が、『て』を繋いで卒園するシーンでは胸がじんわりと熱くなります。自分やお子さんとの思い出に想いを馳せながら、振り返って読んでいただける絵本です。

文章は、作者のすとうあさえさんが書かれた『つないだてとて』という歌そのままの歌詞です。最後のページに歌詞がまとめて載っておりますので、音楽に合わせてお子さんと歌ってみるのも素敵ですよね。

いよいよやってくる卒園の時。ママの子どもへの想いが真っ直ぐに描かれています。産まれてからのお子さんの成長を思い返しながら、その成長の喜びを伝えるきっかけとなる絵本です。


【絵本】つないだ てとて/すとう あさえ/たぶち あい【公式PV】