この絵本の内容紹介あらすじ

やまださんは、”おくやま行き”のバスの運転手です。
しかし、お客さんが少なくて、バスは明日から廃線になってしまいます。
25年もバスで通った道を、山の上からながめて、やまださんは悲しくなりました。
「誰でもいいから乗ってくれたら、バスはなくならないのに」。
そのつぶやきを聞いていた動物たちがいました……。
あたたかな木版画のタッチで、レトロな風景を描きます。

【ここがポイント】
・木版画の絵本です
・レトロな風景が描かれています
・人間と動物の触れあいがあります

【編集者コメント】
ほんわかとあたたかい木版画を製作している村田エミコさん。
「木版画の絵本」というジャンルはまだまだ珍しく、「ぜひ1冊作ってください」とお願いしたところ、「文章が、憧れの内田麟太郎さんだったら…」と村田さんがおっしゃいました。
内田麟太郎さんは、村田さんを「いずれ誰もが知る人になる」と、以前から注目していたそう。すぐに村田さんにぴったりのお話を書いてくださいました。
読後、じんわりと優しい気持ちになれる、大人から子どもまで楽しめる絵本になりました。