この絵本の内容紹介
森の中にあるかえるの花火工場に花火大会を待ちきれないぞうがやってきました。そして、たくさんの花火を鼻の中に詰め込んでしまいます。
ぞうの鼻はたくさんの花火が詰まってボコボコになってしまい、「ホゴ ハガ ホゴ ハガ」としかしゃべれなくなってしまうのでした。
夕暮れ時、森の動物たちが集まってきたところで、かえるはぞうの鼻の先に火を着けます。きりん、ライオン、うさぎ、シマウマ、カバ、ワニ、などなど、たくさんの動物たちが見守る中で、ぞうの鼻から花火が発射!
いったい、ぞうの鼻はどうなってしまうのでしょうか……。
花火に照らされた動物たちの姿はきれいで、ページいっぱいにたくさんの花火が描かれている場面は迫力満点!
たくさんの花火が詰まってボコボコしたぞうの鼻や「ホゴ ハガ ホゴ ハガ」としかしゃべれなくなってしまう姿には、思わず笑顔になってしまうでしょう。そして、ぞうの鼻がどうなってしまうのか、ハラハラする展開に続きが気になってしまいます。
花と鼻を掛けわせたような花火大会のお話です。
早く花火を見たいぞうさんですが、自分の鼻を砲台にして花火が打ち上がるので恐くて終始目をつぶってしまうという展開に教訓のようなものを感じる絵本です。