この絵本の内容紹介
悪いことすると 角がはえてくるぞ〜
大きな悲しみからぬす人にそして、オニになってしまった少年・ゆきまろの物語
――今昔物語集に題材をとった 新しい創作「羅生門」
平安時代、不遇な身の上により盗賊に育てられた少年・ゆきまろは、大きな悲しみから、母の形見の勾玉と共に人の心も捨てたオニと化す。しかし羅生門で一人の老婆の温かさに触れ、再び心を取り戻していくのだった。今昔物語集に題材を取った創作絵本。
文：日野 多香子（ひの たかこ）
東京に生まれる。東京学芸大学卒業。『闇と光の中』（理論社）で日本児童文学者協会新人賞を受賞。2017年には児童文化の向上発展のための長年の努力、功績に対して、児童文化功労賞を受ける。著書に『つばさのかけら 特攻に散った海軍予備学生の青春』（講談社）、『七本の焼けイチョウ』（くもん出版）、『今日からは、あなたの盲導犬』（岩崎書店）、『羅生門』（金の星社）、『リタイア犬ポリーの明日』『みんなの友だち、ツガルさん』（共に佼成出版社）ほか、多数...
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