この絵本の内容紹介あらすじ

モンゴルの楽器・馬頭琴が馬の形をしているのには こんな哀しい話があるのです
40年以上愛されている哀しく美しいモンゴル民話 いもとようこが魂をこめて贈る物語

昔、モンゴルにスーフという貧しい羊飼いがいました。白い仔馬を拾ったスーフは、妹か弟のようにかわいがり大切に育てます。しかし馬とともに出場した競馬大会で、約束を違えた王にスーフは傷つけられ、馬は命を奪われてしまいます。哀しみにくれるスーフの夢の中で、白い馬は自分の体で楽器を作ってほしいと懇願するのでした。スーフと白い馬の絆が生んだ楽器・馬頭琴は、今日も大草原に生きる人々、動物たちを癒す音色を奏でつづけています。

絵本「スーフと白い馬」の一コマ