この絵本の内容紹介
月曜日、男の子は寝坊をしてお母さんに怒られてしまいます。
火曜日、男の子はピーマンを残してお母さんに怒られてしまいます。
水曜日、男の子は植木鉢を割ってしまいお父さんに怒られます。
木曜日、男の子は兄妹喧嘩をしてお母さんに怒られてしまいます。
金曜日、男の子は宿題を忘れて学校の先生に怒られてしまいます。
土曜日、男の子は柿の実を勝手に取っているのをおじさんに見つかり、怒られてしまいます。
日曜日、男の子は野球に遅刻してチームメイトに怒られてしまいます。
毎日怒られてばかりの男の子は、どうして怒らればかりなのかを悩みます。そして、誰にも怒られない場所に向かうため、小舟に乗り込み漕ぎ始めます。
そして、ようやく誰にも怒られない場所にたどり着きますが、独りぼっちは寂しいものです。
友達のけんちゃんは、ちょっと肘がぶつかっただけで怒り始めます。男の子は、そのくらいのことでは怒りを露わにしませんが、怒っていないわけではありません。
男の子は、怒られることや怒るという自身の経験を振り返りながら、「怒る」ということについて思いを巡らせます。
なんで人は怒るのだろう、怒るとどうなるのだろう、「怒る」ということについて改めて深く考えさせられる絵本です。