この絵本の内容紹介あらすじ

ひな祭りの日、ともこちゃんはひな祭りがしたいなぁと思いました。でも、お雛様がいなくちゃひな祭りになりません。そこで、画用紙でお雛様を作ることにしました。

一生懸命作っていると、お友達のゆうくんや猫のみーやが一緒に遊ぼうっと誘ってきます。でも、ともこちゃんは、お雛様を作ってから遊ぼうと思ったので誘いを断ります。

お雛様の着物の色を選んでいると、突然、風が吹いて色紙は飛んでいきます。
ともこちゃんが必死で追いかけますが、見失ってしまいます。ちょうど見失ったころ、上を見上げると木の上にゆうくんとみーやがいました。
色紙の行方を尋ねると、みーやが飛ばされたほうを指差します。すると、たんぽぽ野原にねずみやうさぎが楽しそうに集まっていくのが見えました。

後をつけてみると、きつねやたぬきも集まってひな祭りが行われていました。よく見ると、ひな祭りに飾られたお雛様は、ともこちゃんが作ったお雛様です。
ともこちゃんたちの存在に気づいた動物たちはひな祭りに誘います。人間も動物も輪になって、たんぽぽ野原でほのぼのとしたひな祭りが行われるのでした。

絵本「のはらのひなまつり」の一コマ

家庭事情や時代の変化もあって、立派な雛人形を飾る家庭は少なくなりましたよね。でも、お雛様はやっぱり女の子の憧れのひとつ。親子で素敵なひな飾りを工作してみるのも楽しいかもしれませんね。