この絵本の内容紹介あらすじ

子どもも大人も「読める」字のない絵本。でも、その絵はどんな言葉よりも多くことを語りかけてきます。

作者のショーン・タンは1974年生まれのオーストラリアで活動するイラストレーター・絵本作家です。
そして、これは「グラフィック・ノベル」というわれる作品です。つまり、文章が一切入っていないのです。

パステル調のモノトーンでリアルに描き出される人々、建物、動物。
そのすべてが物語る「なにごと」かは万国共通、年齢不問です。
ショーン・タンのこの作品は、アングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞・世界幻想文学大賞アーティスト部門、ヒューゴー賞プロ・アーティスト賞など数々の賞賛をあびました。

この地球上ではない、どこかの世界。
そこに暮らす人々の喜怒哀楽。
ショーン・タンの絵は、ユニークで発想豊かで、そして細やかにそれを描き出します。

ぜひ、手に取ってご自分で「読んで」いただきたい、そんな1冊です。

大きな本屋さんの絵本のコーナーに置いてあることもありますが、場合によっては洋書に分類されていることもあります。探しみててください。