この絵本の内容紹介あらすじ

忘れられた大正・昭和の文豪、吉田絃二郎原作の、命と向き合い心を育む絵本の第三弾。

お山の学校には、よだ先生と、生とがみんなで十八人しかいませんでした。よだ先生は、お天きのいい日にはこくばんを、カラマツの木の下にはこびだして、おけいこをはじめました。よだ先生にとってことしはたのしい秋になりました。それは二十ねんぶりに、フロックコートをかうことができたからです。よだ先生はあたらしいフロックコートをきてはなしをすることが一ばんのしあわせでした。