この絵本の内容紹介あらすじ

芥川龍之介と肩をならべた文豪、吉田絃二郎の原作を絵本化。
王さまのしあわせとは。

王さまは、毎日お城の中で同じようなものを食べ、時間になると同じ大臣にペコペコ頭を下げられてばかりで、ちっともおもしろくありません。馬車で町へ出ると、農家の人たちはのんきに草にねそべっていました。子どもたちは子牛と一緒にチューリップ畑で青い空をながめていました。「王さまに生まれてくることはつらいことだ。」と、いつも王さまはお考えになっていました。