この絵本の内容紹介あらすじ

芥川龍之介と肩をならべた文豪、吉田絃二郎の原作を絵本化。心ゆさぶるかねの音。

ある湖のそばに山寺がありました。その寺の鐘の音は、七里(約二十八キロ)四方にも聞こえるとうわさされていました。清坊は、その山寺の鐘つきをしているおじいさんの孫でしたので、鐘の音を聞いて大きくなりました。清坊は、おじいさんと二人で暮らしていました。「ぼくも大きくなったら、おじいさんのように鐘をついてやるぞ!」清坊は下から鐘つき堂を見上げては、そう思うのでした。