この絵本の内容紹介あらすじ

芥川龍之介と肩をならべた文豪、吉田絃二郎の原作を絵本化。
親子の願い天までとどけ!

弥一はねむることができませんでした。あらしがますますはげしくなってくる中で、りょうでおきに出ている父のことが、しんぱいでなりませんでした。弥一はふとんから起きて、ランプを持って、まどのところに行きました。たきのようにはげしい雨がガラスまどをたたきつけ、風は真っ暗な空を、うなりながら流れていきます。村では、きけんを知らせるかねの音が鳴りひびいていました。