この絵本の内容紹介あらすじ

毎日食べているものは、何かの「命」。
食べるという行為の本質に目を向けた絵本。

若いカマキリとバッタを取り合い、自らの子供と知らずに殺めてしまった1匹のカマキリ。食に貪婪(たんらん)である自分の性を呪い、悩み、彷徨い、やがて高名な和尚の教えを乞い、世の道理を知ることに……。なぜ生きるものは、ほかの命をいただくのか、なぜ食べ物を粗末にしてはならないのかを、仏教の教えを絡め、美しい絵と独特の文調で綴った絵本。