この絵本の内容紹介あらすじ

お母さんがくれた赤いてまりと「まりちゃん」のなかよしあるき。ぽこ ぽこ ぽこ。

てまりで遊ぶ女の子の一日を追ったお話。ゆるやかに移ろいゆく時間の中で、「ぽこ ぽこ ぽこ」とてまりをつきながら歩いていく「まりちゃん」の姿からは現代人の忘れつつある自然への親しみと調和が感じられる。雲間よりのぞく山吹色の朝日や、美しくもどこか寂しげな月夜をはじめ、作者が描く淡い色彩の風景が、作品を郷愁がありながらもメルヘンチックな魅力あふれるものにしている。