この絵本の内容紹介あらすじ

両親を亡くした兄妹の心が祖母の優しさと自然の力で癒やされていく様子を描いた絵本。

お父さんとお母さんを津波にさらわれ失った兄妹“健太”と“美羽”。悲しみをかかえ、笑うことも泣くこともせず、ぼんやり過ごすようになってしまった二人だったが、山で叫んだときに返ってきたやまびこの声を聞いて、あることに気づき、生きる力をもらうのだった。一緒に暮らすようになった祖母の優しさと、山間の大自然が、傷ついた二人の心を癒やしていく様子が丁寧に描かれる。