この絵本の内容紹介
フウのお母さんはお仕事で忙しい。
園で描いたお絵かきをすぐ見せたかったのに、その日はフウが寝たあとでお母さんは帰ってきました。
次の朝、「どうしておかあさんは、ずっといっしょにいてくれないの」と泣きだしたフウを、お母さんはぎゅっと抱きしめて言いました。
「いっしょにいないときもわすれないで。フウはおかあさんのだいじなたからもの。だいすきで だいすきで だいすきよ…」
現代社会では母親がフルタイムの仕事をもつことがめずらしくありません。
お母さんは子どもといっしょにいない時間の方が長くなります。
この絵本の主人公フウのお母さんもそうです。
でも、もちろん子供にとってお母さんを超える存在はありません。
仕事をもつ母と子が、共に成長するあたたかい物語です。