この絵本の内容紹介あらすじ

秘密の巻物を狙って城に忍び込んだ真っ赤な忍者「あかにんじゃ」。でも、真っ赤な忍者は目立ってしまい、あっという間にお侍さんたちに囲まれてしまいます。

追い詰められたあかにんじゃは、「ドロンドローン」と変身の呪文を唱えます。
すると、真っ赤なカラスに早変わり。お侍さんたちの頭上を越えて飛び去っていきます。

赤いカラスはカラスの群れに合流しますが、赤いカラスは一匹だけ。他のカラスはみんな真っ黒です。赤いカラスは黒いカラスたちに追い出されてしまうのです。

黒いカラスに突つかれた赤いカラスは、真っ逆さまに落ちていきます。地面にぶつかる寸前で、次は赤いちょうちょに早変わり。とっても綺麗なちょうちょなので他のちょうちょの人気者になりました。

ところが、とっても綺麗なちょうちょなので少年たちに目をつけられ、虫あみで捕まりそうになりました。虫あみに捕まる寸前、次は赤いおじさんに早変わり。赤いおじさんの「こらぁ!」の怒鳴り声で子どもたちは逃げていくのでした。

赤いおじさんは、次はどうなるのでしょう。

赤いおじさんが真っ赤なスポーツカーをブンブン乗りまわしていたら、お巡りさんに止められてしまいます。
なんと、真っ赤な顔が飲酒運転に間違われてしまったのです。さてさて赤いおじさんはついに捕まってしまうのでしょうか。

城に忍び込む忍者という時代劇を感じさせる場面から、途中は動物に変身し、終盤はスポーツカーを乗りまわすおじさんに変身し、なんともヘンテコで面白いお話です。

でも、あかにんじゃは、赤いおじさんに変身して終わりではありません。最後は、こんなものにまで変身するの!?と驚くようなラストが待っています。

『あかにんじゃ』はどこからやってきた?穂村弘さんインタビュー