この絵本の内容紹介あらすじ

愛媛県松山市を舞台に登場するのは架空の町、かっぱまち。かっぱ通りを行き交うのは、坊っちゃん電車と嬢ちゃん電車。歩道では、河童たちがにこやかな表情で行き交っています。

河童たちは、どことなくウキウキして落ち着かない様子。なぜなら、明日は待ちに待った日がやってくるのです。

明日を楽しみにしているのは河童だけではありません。かっぱまちには、カワウソやサンショウウオ、ナマズやエビもやってきました。そして、みんなウキウキした様子です。

みんなが集まると明日の前祝いが開かれます。さっそく、金魚の踊りが始まりました。続いてカニも踊り始めます。
そうしているうちに楽しい宴もいよいよおしまい。明日を楽しみにみんなはぐっすり眠りました。

そして、朝が来ると待ちに待った日がやってきました。みんなは町の広場に集まり、寝転がって空を仰ぎます。すると、空には一面の鯉のぼりが色鮮やかに風に揺れています。そう、待ちに待ったのは「こどもの日」だったのです。


鯉のぼりが見開きいっぱいに描かれた場面はとっても迫力があります。絵本を読み終えると、子どもたちは鯉のぼりを実際に見に行きたくなることでしょう。5月5日、こどもの日におすすめの一冊です。