この絵本の内容紹介あらすじ

女の子が片手で摘んでいるのは小さな赤い箱。振るとコソコソ音がしますが、何の箱だったか思い出せません。

雨の日、その箱は人知れず開いていました。覗いてみると中身は空。コソコソ音がした物は、一体どこにいったのでしょう。

絵本「はこ」の一コマ

メダカのエサ箱は、開かない箱になりました。空っぽだったはずなのに、振るとカサカサ音がします。

風の吹く日、その箱が人知れず開いていました。覗いてみると中にはホコリが入っているだけ。カサカサ音がした物は、一体どこにいったのでしょう。

ある時は、ハムスターがいなくなりました。開かなくなった引き出しをノックするとカサコソ音がします。

絵本「はこ」の一コマ2

曇りの日、開かない引き出しが開いて、中には小さな骨のカケラが転がっています。ハムスターの骨なのでしょうか。

今度は犬がいなくなって、箱の中を探しますがどこにもいません。開かなくなったクローゼットをノックするとベチャベチャ音が聞こえます。

絵本「はこ」の一コマ3

誰かがいなくなって、何かが開かなくなる。この奇妙な物語が、静かな恐怖を駆り立てます。今度は誰がいなくなるのでしょう。何が開かなくなるのでしょう。