この絵本の内容紹介
世界で活躍する人気イラストレーター、ジュリア・サルダの絵本
西のはてに奇妙な森があった。
町の人たちは「あの森にはなにかいる。森には目がある。耳もある」とうわさをした。
森から二度ともどらない人もいた。
でも、町の人は森にたきぎや木の実を とりにいった。
森と町のあいだには、川が流れていた。
町でただひとり、舟を持つ物静かな少女レーナが、渡し守をしていた。
ある日、レーナがひそかに思いを寄せる青年オーレンが、森からもどらなかった。
数日後、嵐のなか、現れたのは奇妙なヒキガエル。
「森の主(あるじ)」と名乗るそのヒキガエルに、レーナは森の奥の家へ招待される。
このヒキガエルなら、オーレンのことを何か知っているかもしれない。
レーナはヒキガエルについていく。
ところが、ヒキガエルが「見てはならない」という部屋をのぞいたレーナが見たものは…?
ちょっぴりこわい昔話風の物語に、世界で人気をほこるイラストレーター、ジュリア・サルダが絵を添えました。
美しい絵とともに物語を堪能できる、子どもから大人までひきこまれる絵本。


