この絵本の内容紹介
ピヨ君は卵から孵ったばかりの頃から幼稚園に通うのを楽しみにしていました。
そして、ピヨ君とフワ君とチイちゃんは、あひる幼稚園に通うお兄ちゃんやお姉ちゃん達を毎日眺めていました。お兄ちゃんやお姉ちゃん達は幼稚園カバンを背負って格好良く見えました。
「ピヨくんも、すっかり おにいちゃんになったわね。あしたから ようちえんに いくことにしようか」
ある日、お母さんから幼稚園に通うことを提案され、ピヨ君は嬉しくなりました。幼稚園カバンを背負って登園するのも楽しみでした。
ところが、ピヨ君は夜になって段々と不安が大きくなりました。朝になってもその不安はなくなりません。新しいカバンを背負っても、足が地面に張り付いたかのような気持ちでした。
それでも今日から幼稚園生です。お母さんに後押ししてもらいながら、どうにかこうにか幼稚園へと向かい……。