この絵本の内容紹介あらすじ

冬になったら赤ちゃんがやってくる。早く赤ちゃんに会いたくて仕方がないソフィーは、その日が来るのをとても楽しみに待っていました。

赤ちゃんの誕生が嬉しく、ほっぺたを撫でたりキスをするソフィーですが、次第に寂しさを感じるようになります。一緒に遊べることを楽しみにしていたのに、赤ちゃんは泣いてばかり。すぐに抱っこやおっぱいをせがみ泣きます。

お父さんもお母さんも赤ちゃんのお世話で忙しく、ソフィーの相手をしてくれません。そんな時にぽろりと出たソフィーの一言が切なく、胸をぐっとしめつけます。

子どもながらに考え、言いたいけれど言えない胸の内にある本音が痛いほどに伝わってきます。絵本を読みながら、実はこんなことを思っているのかも……と気づかされるかもしれません。

ソフィーの気持ちに寄り添うお父さんの一言が優しさで溢れています。お姉さんになったばかりのソフィーの不安定な気持ち、それを温かく受け止めるお父さんの関係を描いた絵本です。

心の成長が男の子よりも早い、女の子ならではの心理描写が特徴的なお話です。