この絵本の内容紹介あらすじ

ファーブルはフランスの昆虫学者・植物学者。教師をしながら昆虫を研究し続け、全10巻の「ファーブル昆虫記」をまとめました。この絵本はファーブルを師と仰ぎ、自らも「日本のファーブル」と称される熊田先生が描きあげたライフワークです。細かい観察眼と繊細なタッチで描きあげる虫たちは、まるで生きているかのように絵本の中で動き回ります。1998年に1巻から4巻を刊行し、この5巻は10年ぶりの作品になります。昆虫、カメムシ、バッタたちが生命のいとなみを見せ、97歳の画家がそのいとなみを読者に問いかけます。「私も虫や花たちと同じ命を生きている」と言う著者の言葉は、説得力があります。