この絵本の内容紹介あらすじ

流木と絵かきが織りなす月夜のファンタジー

海のそばにくらす絵かきは、海岸に流れついた流木をたいせつにかかえて、いえへかえります。そして、流木たちと心を交わし、色をぬってやると、流木たちはかつての姿を取り戻すのです。
それは、青い馬、オオカミ、トナカイ、じゃんけんするこどもたち――。流木たちはそれぞれの生い立ち、冒険、そして思い出を絵かきに語りはじめます。
そして、ある満月の夜、流木たちは・・・・・・。

第46回講談社出版文化賞絵本賞受賞作家がつむぐ、やさしくあたたかな月夜のファンタジー。

〈 編集者からのおすすめ情報 〉
ひろい海をただよって、海岸にながれついた流木って、いったいどんな場所や時間を経てきたのだろうと思いますよね。
そんな流木たちの物語を、絵かきはじっと聞いてやります。
物語の最初から終わりまで、お月さまと猫が優しく見守っています。作者のおだやかだけれど色彩豊かな絵が、読者を月夜の不思議な物語の世界へと誘います。

絵本「流木のいえ」の一コマ
絵本「流木のいえ」の一コマ2
絵本「流木のいえ」の一コマ3