この絵本の内容紹介
真夏の海に雪だるまがあらわれた!
「ゆきまちいっちょうめ」に暮らす雪だるまたちが、潜水艦に乗ってお友だちのこうくんがいる海辺へやってきました。
こうくんは、冬のあいだに作った「ちいさなゆきだるま」に誘われて、潜水艦「こおりのくじらごう」のなかへ入ってみることにしました。
冷たいひとでの椅子に座って雪のおにぎりを食べたり、氷のすいかわりをしたり、真っ白い雪のピアノや氷のラッパで演奏会も開かれます。
長い階段を降りると、なにやらたくさんの雪だるまが、ひとつの氷のまわりに集まっています。遠い北の海で見つかった、世界でいちばん冷たい氷です。雪だるまがこれを食べると暑い夏のあいだでも体がとけずに過ごせるんですって!
みんな食べたいけど、氷はひとつだけ。どうしたらいいでしょうか…。
こうくんと「ちいさなゆきだるま」が、ひんやり冷えた潜水艦のなかで遊ぶ夏の一日。読者のみなさんも暑さを忘れて涼しい絵本の世界をお楽しみください。
作者のはせがわさとみさんは、「こうくんとちいさなゆきだるま」(小学館)で第18回おひさま大賞最優秀賞を受賞しました。卓抜なことばのセンスと、どこか懐かしい雰囲気のあたたかい絵で人気上昇中の絵本作家です。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
暑い夏に、ひんやり涼しげな雪だるまのお話をお楽しみください。