この絵本の内容紹介あらすじ

地球がどんどん暖かくなって、ペンギン達の氷のお家が溶けてしまいました。そこで、84羽のペンギン家族はお引越しすることにします。

ペンギン家族は、もっと素敵な場所があるはずだと希望を持って、氷の船に乗り込みました。

絵本「ペンギンかぞくのおひっこし」の一コマ

南のほうにとても綺麗な海があるという噂を頼りに、ペンギン達は旅立ちますが、ペンギン家族がたどり着いたのは黒く濁った海です。こんなところには住めないとペンギン達は旅を再開します。

絵本「ペンギンかぞくのおひっこし」の一コマ2
絵本「ペンギンかぞくのおひっこし」の一コマ3

次は、東のほうにとても綺麗な原っぱがあるという噂を頼りに、ペンギン達は旅を続けますが、ペンギン家族がたどり着いたのは煙でもくもく曇った工場地帯です。ここも諦めてペンギン達は旅を再開します。

ペンギン家族は、西へ北へ……と旅を続けますが、快適に住める場所を見つけることはできるのでしょうか。それとも、地球で住むことを諦めるしかないのでしょうか……。


この絵本は、地球温暖化や温室効果ガスの影響について、小さな子ども達にもわかりやすく描いたペンギン家族のお話です。

絵本に登場する84羽のペンギン達は、1997年に京都で開催された「地球環境に関する国際会議」で、京都議定書に最初に署名した84カ国を象徴しています。

各家庭でも環境について考えてみる機会を作ってみてはいかがでしょう。この絵本は、その機会を作るきっかけを与えてくれるはずです。

「電気は付けっぱなしにしない」「近くは公共交通機関を利用したり、歩いて出かける」「ゴミはルールを守って分別する」といった私たちにもできることがたくさんあるはずです。