この絵本の内容紹介
お母さんと子どもの愛情あふれるやりとり
南太平洋のトンガ王国には、たくさんのザトウクジラが、出産や子育てのためにやってきます。
産まれた赤ちゃんは、お母さんといっしょに、南極の冷たい海へ向けて旅に出ます。
そのきびしい旅にたえられるように、たくさんおっぱいをのんで、大きく成長しなければいけません。
子育てをしているあいだ、お母さんは何も食べないといわれています。
ある日、子どものクジラは、まいごになってしまいました。
お母さんとはなればなれになってしまったら、おっぱいがのめなくて、大きくなれず、南極へのきびしい旅のとちゅうで、死んでしまうでしょう……
元気な子どものクジラとやさしいお母さんの愛情あふれるやりとりを通じて、親子のふれあいや命の大切さが実感できる写真絵本です。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
美しい海と、海中でのザトウクジラの親子の愛情あふれるようすは、トンガ王国に、8年も通い続けた作者ならではの写真です。ぜひ、ダイバーの方々にもご覧いただけたら幸いです。