この絵本の内容紹介あらすじ

ジャガイモのじゃーむすは、家族や親戚と一緒に北の国から八百屋さんにやってきました。

絵本「じゃがいもポテトくん」の一コマ

ところが土曜日の朝、お父さんのじゃっくは山田さんの奥さんに買われていってしまいました。「とーさん さようならー」と、悲しいお別れです。

絵本「じゃがいもポテトくん」の一コマ2
絵本「じゃがいもポテトくん」の一コマ3

その日の夕方になると、今度はお母さんのじゃじゃりんが吉田さんの奥さんに買われていってしまいました。「かあさーん さようならー」と、またもや悲しいお別れです。

日曜日の朝になると、今度は妹のいもーぬが田中さんの奥さんに買われていってしまいました。「いもーぬー まけるなよー」と、悲しいお別れが続きます。

その日の午後、とうとうじゃーむすも青木さんの奥さんに買われてしまいました。そして月曜日のこと、じゃーむすはお弁当に詰められてどこかの幼稚園にいました。

「みなさーん、おべんとうの じかんですよ」

幼稚園の先生がそう言うと、子ども達は一斉にお弁当箱のフタをを開き……。ジャガイモ家族や親戚一同が、お弁当箱に詰められて幼稚園で再会します。


「かなしい はなしです……。」の繰り返しの言葉がクセになるお話です。最後はジャガイモ家族にとっては感動の再会ですが、その感動が何故か伝わってこないのも面白ところ。悲しいお話のはずなのに、クスッと笑いが込み上げます。巻末には「じゃがいもポテトくん(作詞:長谷川義史 作曲:中川ひろたか)」の楽譜付き。