この絵本の内容紹介あらすじ

長い長い水中生活から、大空へ初フライト!

日本最大のトンボ、オニヤンマ。
眼は宝石のエメラルドのように美しくかがやき、力強く空を飛びます。

オニヤンマが見られるのは、緑が濃い森林と澄んだ小川がある環境。
そんな自然が残された人里があれば出会えるトンボです。

オスは元気なうちは常にほかのオスと戦い、メスを探して交尾に挑みます。
メスは何度も交尾と産卵を繰り返し、多くのオスたちの子孫を数千個の卵に託すのです。

産み落とされた卵から誕生した小さな幼虫は、様々な小さな生物を食べて成長していきます。
そして、幼虫自身もほかの生物に食べられてしまいます。

過酷な生存競争の中で生き残ったわずかな幼虫は、長い水中生活を経て成虫へと変身します。

いよいよ初フライトの瞬間です!!

卵から成虫まで、オニヤンマのくらしをとらえた写真絵本です。

〈 編集者からのおすすめ情報 〉

構想10年、オニヤンマの一生の映像化は苦難の連続だったそうです。最新の撮影技術を駆使した写真の数々、オニヤンマの力強い飛翔、ヤゴのマジックハンドのような下唇を使った狩りなど、決定的な瞬間をご覧ください。

絵本「夏の小川にかがやく宝石、オニヤンマ」の一コマ
絵本「夏の小川にかがやく宝石、オニヤンマ」の一コマ2
絵本「夏の小川にかがやく宝石、オニヤンマ」の一コマ3
絵本「夏の小川にかがやく宝石、オニヤンマ」の一コマ4