この絵本の内容紹介あらすじ

おばあちゃんと孫のかけがえのない愛の物語

「わたしったら、どうして じぶんの まごが わからなくなったり するのかしら。」

「ぼくが だれでも べつにいいよ。
おばあちゃん、ぼくのこと すき?」

「ええ、ことばでなんて いえないほど。それを わすれないでね。」

5歳の少年と、5分前のことを忘れてしまうおばあちゃん。
少年は、おばあちゃんのそんな様子をまったく気にしません。

年齢とともに、あらゆる能力が失われはじめたとき、人間の心に最後に残るものは?

実話に基づき生まれた本書は、人間にとって、一番大切なことを教えてくれます。
前向きな気持ちになり、勇気をくれる一冊です。

〈 編集者からのおすすめ情報 〉

初めてこの話を読んだとき、その愛情の深さに涙が出ました。
人間からあらゆることを削ぎ落としたとき、残るものって何でしょう。

この絵本には、人間の深い精神性が描かれていて、もしも社会とのつながりがなくなったように感じたとしても、大切な人を「ぎゅっ」としたくなる気持ちというのは、決してなくなるものではないのだろうと思います。

「私の子どもも、こんなふうにやさしい子に育ってほしい」
「涙が出ました」
という声を多く聞きました。

人間にとって一番大切なものは何か、という根源的な問いのある、このあたたかく深い一冊を、ひとりでも多くの方に読んでいただけたら嬉しく思います。

おばあちゃん、おじいちゃんが大好きな人、大好きだった人にはもちろんのこと、ご高齢の方との向き合い方に迷われている方、小さいお子さんにどう教えるべきかを悩んでいる方にも、とてもおすすめの絵本です。

絵本「わすれないでね ずっと だいすき」の一コマ
絵本「わすれないでね ずっと だいすき」の一コマ2