この絵本の内容紹介あらすじ

なかやみわ著『きりかぶ』シリーズ第二弾

「はじめまして! わたしはきりかぶの おばあさんです」。きりばあちゃんは、たんぽぽとともだちになりますが、やがてたんぽぽもしぼんでいきました。ある日のこと、たんぽぽは白いわたぼうしをかぶって起き上がります。それでも強い風に吹かれていっしゅんでいなくなってしまったのです。季節がめぐり暑い夏になるとせみのこがきりばあちゃんによじのぼって美しいせみに姿を変えました。そして秋になるとむしたちがやってきて、まいにち演奏を始めます。冬には雪が降り始め、きりばあちゃんも真っ白に。いつの間にか眠ってしまったきりばあちゃんが目を覚ますと、あたりはすっかり春になっていました。そこには、わたげになってとんでいったたんぽぽが花になってまた戻ってきていました。

絵本「きりばあちゃんの ともだち」の一コマ
絵本「きりばあちゃんの ともだち」の一コマ2