この絵本の内容紹介あらすじ

パレスチナ・ガザ地区で生まれ育ち、イスラエル侵攻を体験した女性が、自分をモデルに描いた絵本。
家族や友だち、空飛ぶ鳥……。心の中にあるものを絵にすることが、幼かった彼女にとっての救いでした--。

マラクは、パレスチナのガザに暮らす、想像力豊かな女の子です。
ある日から、町では大きな爆発が続き、マラクは50日間も家の外に出ることができませんでした。
マラクは、いつの間にか、絵を描いていました。
家族や友だち、空飛ぶ鳥……。心の中にあるものを描いていると、気持ちが落ち着くのです。
そんなとき、1羽の鳥が窓辺に飛んできました--。

(マラクさんの言葉)
パレスチナは、私が初めて絵画に刺激を受けた場所であり、絵を描き始めた場所であり、私の旅を支えてくれた家族のもとで育った場所です。
ガザの暮らしの中で、対立と不平等を目の当たりにしたことで、私は絵と物語を通じて、パレスチナとパレスチナ女性のために行動することを決めたのです。

絵本「おばあちゃんの白い鳥 ガザのものがたり」の一コマ
絵本「おばあちゃんの白い鳥 ガザのものがたり」の一コマ2