この絵本の内容紹介あらすじ

カマキリを通じて、SDGsの大切さを伝えたい!

「インセクトランド」シリーズ第3作目は、ついにカマキリが登場です。
主人公はハナカマキリのシャルロット。日本でおなじみの緑のオオカマキリ! ではなく、花のような薄いピンク色をしたハナカマキリ。擬態が得意で、「かくれんぼのお姫さま」と称されていますが、森や自然の環境の変化により、身を隠すことが難しくなっていきます。「インセクトランドに、何か大変なことが起きている」――思い悩むシャルロットに、「すずらんでんわ」が地球の声を届けます。

ストーリーのテーマはSDGs(持続可能な開発目標)。絵本を通じて、昆虫の目からこの世界をみつめることによって、環境問題について子どもたちと一緒に考えることができます。昆虫と心を通わせる香川さんだからこそ伝えられる自然教育の重要性と、「私たちは地球に守られて生きているのだ」ということに気づかせてくれるお話です。

まずは、知ること、そして学ぶこと。教育が、私たちが生きる地球を守る、未来を作っていく大きな力になるーー気候変動や生物多様性について、考える最初の一歩として。昆虫たちの物語に親しみながら、SDGsという言葉に込められた大切なメッセージが伝わってくることでしょう。

今回の仕掛けのページは、「さがし絵」。大人も子どもも一緒に、ランの花に隠れたシャルロットを探してくださいね!