この絵本の内容紹介
「ある満月の夜」
謎の声がそのように話し始めると……
「あれは月ではない」とダース・ベイダーがツッコミました。夜空に浮かぶのはデス・スターなのです。
「それはとりあえず、おいておきまして……、夜が怖いですか?」
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突然、突拍子もないことを尋ねる謎の声。それに対して「このベイダー卿は何も怖くない」とダース・ベイダーは答えました。
そうは言っても、本当にダース・ベイダーに怖いものはないのでしょうか。謎の声はさっそく確かめることにしました。
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ところが、最初の企みは失敗に終わってしまいます。狼男が「ガオー!」と叫びながら登場しますが、ダース・ベイダーは怖がるどころか平然と立っていました。「狼男は、噛みつきますよ」と謎の声が脅してみても「アーマーを着てるから平気だ」と答えるだけです。
それならと、今度は謎の声が吸血鬼を送り込みました。しかし、それでもやっぱりダース・ベイダーは平然と立っています。ゴーストが現れても、魔女が現れても、怖がる素振りも見せません。
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ところが、魔女が恐ろしい呪いを使うことを知ると、急にダース・ベイダーは落ち込んでしまいます。「もう 呪われている」と呟くのでした。
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怖いもの知らずのダース・ベイダーに、謎の声はとうとうムキになって「クモは怖いですか?」「黒猫は?」「人前でのスピーチは?」と畳み掛けるように質問しました。それでも、ダース・ベイダーは「怖くない」と答えるばかり。
挙句、謎の声は大勢の子ども達を集め、ダースベイダーのマスクを脱がせようと企みます。そうしてもダース・ベイダーは怖いとは思いませんでした。ただただ煩わしいと思ったのです。
ところが終盤になって、謎の声がある真実を告げるとダース・ベイダーは突然恐怖に怯え……。