この絵本の内容紹介あらすじ

「ある満月の夜」

謎の声がそのように話し始めると……
「あれは月ではない」とダース・ベイダーがツッコミました。夜空に浮かぶのはデス・スターなのです。

「それはとりあえず、おいておきまして……、夜が怖いですか?」

絵本「ダース・ベイダーは、怖くない」の一コマ

突然、突拍子もないことを尋ねる謎の声。それに対して「このベイダー卿は何も怖くない」とダース・ベイダーは答えました。

そうは言っても、本当にダース・ベイダーに怖いものはないのでしょうか。謎の声はさっそく確かめることにしました。

絵本「ダース・ベイダーは、怖くない」の一コマ2

ところが、最初の企みは失敗に終わってしまいます。狼男が「ガオー!」と叫びながら登場しますが、ダース・ベイダーは怖がるどころか平然と立っていました。「狼男は、噛みつきますよ」と謎の声が脅してみても「アーマーを着てるから平気だ」と答えるだけです。

それならと、今度は謎の声が吸血鬼を送り込みました。しかし、それでもやっぱりダース・ベイダーは平然と立っています。ゴーストが現れても、魔女が現れても、怖がる素振りも見せません。

絵本「ダース・ベイダーは、怖くない」の一コマ3

ところが、魔女が恐ろしい呪いを使うことを知ると、急にダース・ベイダーは落ち込んでしまいます。「もう 呪われている」と呟くのでした。

絵本「ダース・ベイダーは、怖くない」の一コマ4
絵本「ダース・ベイダーは、怖くない」の一コマ5

怖いもの知らずのダース・ベイダーに、謎の声はとうとうムキになって「クモは怖いですか?」「黒猫は?」「人前でのスピーチは?」と畳み掛けるように質問しました。それでも、ダース・ベイダーは「怖くない」と答えるばかり。

挙句、謎の声は大勢の子ども達を集め、ダースベイダーのマスクを脱がせようと企みます。そうしてもダース・ベイダーは怖いとは思いませんでした。ただただ煩わしいと思ったのです。

ところが終盤になって、謎の声がある真実を告げるとダース・ベイダーは突然恐怖に怯え……。