この絵本の内容紹介あらすじ

ロビンには弟ができました。名前はベンジャミン。とてもかわいくて、「大きくなったらサッカーをしようね」と話しかけます。でも、ベンジャミンは重い病気で、間もなく亡くなってしまいました。

パパはおこりっぽくなり、ママは泣いてばかり。家はいつもちらかっています。「ベンジャミンは星になったのよ」というママの言葉に、ロビンははしごで上ろうとか、ロケットで行こうなどと考えますが、大人たちは取り合ってくれません。

学校の先生や、親戚のおばさんが、ロビンの気持ちを聞いてくれました。

やがて、おばさんから、ママに赤ちゃんができたことを知らされます。生まれてきたのは元気な妹・ブリット。お日さまからもらった金色の髪、お月さまのような白い肌のブリットに、ロビンは「おそらから来たの? ベンジャミンに会った?」と聞くのです。

ロビンはブリットにベンジャミンのことを話します。暖炉の上にはいつもベンジャミンの写真が飾られ、家族はみんな大切にしています。ロビンはいつもベンジャミンの星に「おやすみ」を言います。

悲しいけれど、亡くなった子は家族の心のなかに生き、そして命は受け継がれる、ということを感じるお話です。