この絵本の内容紹介あらすじ

女の子はピンクが好きじゃなくちゃ、だめ?
女の子らしく、男の子らしく、っていうけど、でも、その「らしく」ってどんなこと? 黒が好きで、昆虫や化石やクレーンが大好きな、ある女の子の心のさけび。

・訳/ときありえさんからのメッセージ
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ。」とは、かのボーヴォワールの言葉。時代はさらに進みます。「人は女に生まれたり、生まれなかったりして女になり、男になったりもする」とでもいったところでしょうか。そんな時代の子どもたちが、人生の始まりで直面する「女の子(男の子)の自分」としての「アイデンティティー」。それは、かなりキョーレツに外側から押しつけられるものであるのは確かです。女・男の性別からその子をみるのではなく、その子の個性の1要素に性別もある、くらいの度量がもてたら、子どもたちは、人は、もっと輝くのでは?
6才の孫は、ピンクのシャツを仲間にからかわれて、しょげています。かれは車輪系に目がない男の子脳の典型ですが、ピンクが大すき。第2弾として、「ピンクがすきでも、いいでしょ!」を書くとしましょうか。「ピンクがすきってきめないで!」子どもたちに手渡していただけたら幸いです。