この絵本の内容紹介あらすじ

2000年5月、全米で公開されたとたん、興行収入第1位を記録したのが、この、ディズニー社の「ダイナソー」です。壮大な実写映像の背景と、コンピューター・グラフィックスの完璧な融合が、いまだかつてない迫力をスクリーン上に可能にしました。はるか6500万年前の恐竜たちの世界。その、ダイナミックな、サバイバルドラマの中に、製作者は、普遍的な、愛と生命の賛歌をもりこみました。親しみやすいとは言いがたい姿の恐竜たちが、物語の進行にしたがい愛しい存在となっていくのは、弱い者へのいたわりと、年老いた者を勇気づけるやさしさが、重要なテーマとして、作品の底を流れているからでしょう。恐竜と共に、重要なキャラクターとなっているきつねざるは、生存していた時代は異なるのですが(約5000万年前)、不自然さを感じさせない活躍ぶりです。彼らは、私たち人間と恐竜との橋渡し的存在でもあるのです。