この絵本の内容紹介
春のある日、森の木もれ日の中で生まれた子じかのバンビ。母の愛と多くの仲間たちの友情のなかですくすく成長していきます。やがて、自然のきびしさ、愛する者を失う悲しさを知り、森の王である父の大きな存在に近づいていくのです。オーストリアの作家、フェリックス=ザルテン原作の長編動物小説「バンビ」を、1942年、ディズニーは、長編アニメーションとして製作、発表しました。それまでのアニメーションになかった、動物たちのリアルな動きは、スタジオで実際に動物を飼育、観察し、スケッチを重ねたたまものです。バンビやとんすけなど、動物たちの表情の愛らしさとともに、森を中心とした自然界の季節の移り変わりの美しさ、山火事のシーンの迫力も、このアニメーションの大きな魅力。愛と勇気を物語るこの作品にふさわしい感動を、私たちにあたえてくれます。