この絵本の内容紹介あらすじ

海の底にある、人魚の王国の末娘アリエルが、物語の主人公です。人間の世界にあこがれ、人間のエリック王子を愛してしまうアリエルと、海の生き物にとって侵略者である人間をきらう、トリトン王。この親子の心のすれちがいを通して、この物語は、「愛」と「自然」という、大きな2つのテーマも語っているのです。このアニメーションは、アンデルセンの名作「人魚姫」をもとに、1989年に製作されました。原作では、人魚姫が、王子への愛を胸に海の泡となってしまう悲劇を、ディズニースタジオでは、海の王の許しを得て、王子と結婚するという、ハッピーエンドに再生しました。
「ピノキオ」以来の伝統を受けつぎ、この作品でも、アカデミー最優秀主題歌賞を受賞。その音楽は、いつもながらの、豊かな色彩、あふれる詩情とともに、このアニメーションの大きな魅力となっています。