この絵本の内容紹介
ベリーは、はずかしがりやで引っ込み思案の小さなうさぎ。でも、ブルーベリーにかけてはだれよりも積極的です。ベリーは、ブルーベリーが大好きなのです。
よく晴れたある夏の日のこと。たわわに実った甘いブルーベリーの実を朝ごはんにしようと、ベリーはとび起きました。
その頃、白雪姫も七人の小人たちのためにパイを作ろうと、王子様とベリーの実を摘みに森にきていました。そして、実でバケツがいっぱいになろうかというとき、大きな実をつけたブルーベリーの幹を見つけます。
ベリーは、それをとられたくありません。
白雪姫が実に手を伸ばすと、ガサガサという音がして、実がなくなっていました。そしてほかの実を摘もうとすると、また同じことが! そして、茂みから大きな、雪のように白いしっぽが出ているのを見つけます。白雪姫はひざまずき、とびきり大きな実を差し出して待ちました。すると、茂みから小さなうさぎが……。
ベリーは白雪姫のひざの上にとびのり、ブルーベリーをむさぼりました。もう、夢中です。白雪姫が別れを告げても、バケツのブルーベリーが気になって、そしてとうとうお城までついてきてしまったのです!
ブルーベリーのバケツの中に、あの子うさぎを見つけたときの、白雪姫の驚きようといったら……。
そして今はといえば、ベリーは毎日、白雪姫と朝食をとっています。白雪姫お気に入りのロイヤルペットになったのです。
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