この絵本の内容紹介あらすじ

「ダンゴムシはどうしてまるくなるの?」「トンボはくるくる指をまわすと目をまわすの?」「カミキリムシは紙を切れるの?」など、子どもたちの生きものによせる「なぜ? どうして?」の疑問にわかりやすく答えた一冊です。
いきものに興味をもちはじめたお子様と、親子でいっしょに楽しめます。
一見開きの構成ですので、子どもが興味をもった好きな生きものから、絵本を開いていけます。写真がいっぱいで、楽しくよめて、眺めて楽しい絵本図鑑シリーズです。
東京学芸大学小金井小学校の関田義博先生からは、「いきものへの素朴な疑問は豊かな成長を促します。この本で、子どもは『新発見』、大人は『再発見』できるでしょう。」という推薦のことばをよせていただきました。

・監修/佐々木洋さんからのメッセージ
「コンブは、どうして海の中でだしが出ないんですか?」「天気予報で、よく、ところによりって言いますが、ところってどこですか?」私が、ラジオの生放送番組で、子どもから受けた質問の一部です。大人があたりまえのこととして、気にもとめないことを、子どもは、気になってしかたがないのです。大人も、子どものころは、きっとこのようなことをいっぱい考えていたのでしょう。
私は、自然案内人として、毎日のように、子どもたちに自然の話をしています。そして、毎日のように、子どもたちから山ほどたくさんの質問を受けます。それらの中には、答えがわからないものや、答えはわかっているのですが、子どもにじょうずに説明ができないものもあります。そのようなときは、すなおに「ごめんね。わからないんだ。いっしょに調べよう。」と言うことにしています。
もし、みなさんが、このような事態に直面したら、子どもといっしょにこの本を開いてください。子どもと大人が、同時に、新しい知識を手に入れることができるでしょう。もちろん、この本に載っていないこともたくさんあります。身近な自然の中で、新しい発見をしていきましょう。みんなと一緒にね。