この絵本の内容紹介あらすじ

ヒル、ダニ、シラミ、サナダムシ……きたないものたちのいのちのフシギ!
きたないものにはワケがある。

ハエ、ダニ、シラミ、サナダムシ、きったな~いっていうまえにそのいみをかんがえてみませんか?

わたしたちは日ごろから、「現代人の過剰で異常な清潔志向が逆に自分の免疫力を低下させ、不健康をまねいている。」と主張してきました。ヒトがだすウンコ、オシッコ、オナラにゲロ、みんな意味があるのです。動物のきたないものもそうなのです。人間の側から見て「きたない」と思われている動物の生態にも意味があるのです。この絵本にはそのことがやさしく、しかも科学的に正確に書かれています。
(中略)この絵本は子どもたちに、一見きたないもの、不要と思われる「どうぶつのきたないもの」への好奇心を抱かせ、その疑問を自分自身で解決するプロセスへ子どもたちを導いてくれるものです。このことが、わたしたちの知的能力の養成や知的活動において、大切であることをこの本は教えてくれているのです。──「訳者あとがき」より