この絵本の内容紹介あらすじ

「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「おおかみと七ひきの子やぎ」「うさぎとかめ」「ありときりぎりす」「金のおの」「シンデレラ」「手ぶくろ」「みにくいあひるの子」「おやゆびひめ」の10話を集めた3歳のための名作選です。グリム、イソップ、アンデルセン他から、3歳にふさわしいお話を選びました。各おはなしの最後には、楽しいちえあそびもあり、初めて読む世界の名作にぴったりです。

・監修/沢井佳子さんからのメッセージ
世界のおはなしに親しむことは、世界の子どもたちと共通の記憶をもつことです。大人になってからも、外国の人とおしゃべりするときに、昔話を話題にすると、お互いに同じ物語を思い出して話がはずむことがあります。国を超えて多くの人の記憶に残る世界のおはなしには、素朴な物語の中にさまざまな経験や感情が巧みに盛り込まれ、子どもの感情を大きくゆり動かすのです。(中略)おうちの方は、お子さまの心に寄り添いながら、おはなしを読み、登場人物の恐れや悲しみ、そして喜びについて、じっくりと語りかけてください。3歳のこの時期、おうちの方といっしょに安心して絵を見つめ、耳を澄ませて、お話を聴く経験を重ねることで、お子さまは人の心への興味を深めてゆくでしょう。(「監修者のことば」より抜粋)