この絵本の内容紹介あらすじ

かぶきの三大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」。
題名にある「菅原」とは、いまや学問の神様と名高い菅原道真のこと。
平安時代の前期、道真は、政敵・藤原時平の陰謀で、筑紫国に流罪となります。
これは、大恩ある道真が流罪となったことで、別々の道を歩むこととなった松王丸、梅王丸、桜丸の三つ子の物語です。
有名ではあるけれど、意外と知られていない物語を、ねこづくしで絵本に再現します。
「加茂堤」から「寺子屋」まで、ねこたちが笑いを、ときになみだをさそう演技で、物語世界にいざないます。
子どもから大人まで、かぶき入門におすすめの1冊です。<フルカラー36ページ>