この絵本の内容紹介
ビチャ! ある冬の日、ワタリドリが森に飛んできて、べっちょり、フンを落としていきました。木がフンだらけになって、こびとのキノキノは大騒ぎ! すぐに隣の木に住んでいるポキがやってきました。ふたりで掃除しましたが、ベトベトでとれません。 だけど、このやっかいなフン、ただのフンではなかったのです。キノキノが一生懸命お世話をすると、素敵なことがおこり……。
冬、葉の落ちた木に、鳥の巣のような丸い玉がついているのを見たことはありませんか? それは鳥の巣ではなく、その木に寄生している、ヤドリギという別の木なんです。
寄生された木にとってはやっかいですが、ケルト神話では、幸せをもたらす聖なる木とも言われているんですよ。
この絵本は、そんなヤドリギをモチーフにして、個性あふれる二人のこびとの「共生」と成長の姿が描かれています。