この絵本の内容紹介
オッチョコチョイなママは、体から魂が抜け、気がつくとおばけになっていました。ママは、車にはねられて死んでしまったのです。
死んでしまったママは、4歳の息子のかんたろうが心配で仕方がありません。かんたろうが心配で成仏できず、おばけになって出てきたのです。
心配でたまらないママは、かんたろうのもとへゆらゆらと飛んでいきます。そして、家に帰り着くと、かんたろうが泣きじゃくっていました。おばあちゃんに慰められますが、かんたろうの悲しみは収まりません。
そこで、かんたろうを慰めようとママは必死に話しかけますが、おばけになったママの声はかんたろうには届きません。
ところが、夜の12時を過ぎると不思議なことが起きました。なんと、おばけのママの姿が、かんたろうに見えるようになったのです。
そして、かんたろうとママは、不安や愛情が溢れるままに、たくさんのことを話します。
親が子を想う温かな愛情。4歳の子が親を想う可愛らしい愛情。たくさんの愛情が詰まった素敵な絵本です。かんたろうの茶目っ気も、ユーモアたっぷり。